h.Tsuchiya

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休業中の「呑み屋」さんに捧ぐ歌

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 なんとも煮え切らぬ規制解除方針に、飲食・旅行・催事などの業界人はヤキモキしているだろう。そこでとくに居酒屋、パブ、バーなどの関係者に、ひとりの旧客が、こんな気持ちで応援していることを、一つの曲で伝えようと思う……曲名は「Those Were The Days」。1968年にビートルズのアップルレコード初弾として18歳の可憐なメリー・ホプキンが唄って大ヒット(『悲しき天使』という迷題だったけど)。でも元歌は革命に追われて亡命の旅に出るロシア人の歌。他にもフランス語版は恋の歌になり、日本の森山良子版はもっとベタ甘。おすすめはやはり英語版なんだが、要約すると……昔来ていた居酒屋(tavern)では、皆でずっと呑み、唄い、踊ったものだね。若かったしできないことなんてないと思っていた。それから忙しさに追われる日が過ぎた。今、その店にきてみたけど、ガラスに映っているのはすっかり老けた寂しげな女「これ、ワタシ?」。でも心に宿る夢は変わっていない。そう、あんな日々が確かにあったのよ……18歳の娘にはシブすぎる内容だからボニータイラーとかが似合うかも。レニングラードカーボーイなんて懐かしい連中も、中国のアイドル陳秀雯もカバーしている……コロナ禍での約2年で、ぼくらはひどく老け込んだ。でも楽しかった日々は大事にしたいから、全面解除になったら、一度は「あの店」に行きたいな……