h.Tsuchiya

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街路樹の「実」たち

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 先日の台風16号の置き土産を見つけた。銀杏の実が延々約100mにわたって落ち、辺り一面、黄金色で埋め尽くされていた。側道ののり面に、雌株の銀杏がずらっと植わっているからだ。まだ特有の異臭は少ない……仕事現場のこの周辺は公有地で一般住民が少なく、拾いに来る人はほとんどいない。6月頃には同じ道路の少し離れた場所で、街路樹のヤマモモの実がやはり一面に落ちていた。これもここだけに雌株が植わっているのだ……また、夏には明石町で花モモの実がポタポタと落ちていたが、誰も見向きもせず、近隣マンションの管理人らしきオバサンがゴミとしてはき集めていた。「春先の、豪奢な艶姿を見せてもらったから、きれいにしとくね」と言っているように感じた……東京の街路樹は銀杏やケヤキ、桜、サツキなどが多いが、よく見ると色んな種類があり、実をつけるものも少なくない。でも、ほとんど無視される。ま、前に書いたようにソメイヨシノの食べられないサクランボみたいなものもあるけど、古い人間の私としてはなんとなく「もったいない」と思う……余談だけど街路樹や庭木の名前を知るのに、最近は「グーグルレンズ」の助けを借りて検索がラクチンになった。無料のアプリだし他にも便利機能があるからおススメです。