昨日、2025年「大阪・関西万博」の公式キャラが発表された（名称未定）。シンボルマークに口と胴体を付けたものだが、どうみても道頓堀川からヘドロをまとって出てきたような「けったいなヤツ」である。「気持ち悪い」「怖い」という評価はマークの時からあったのだが、「飛んでて斬新」という意見に支持されたようだ。
ところでドバイで半年間開催されてきた万博も、いよいよ今月一杯で閉幕になる。YouTubeの中にはたくさんのレポ記事が載っているから少しは観た気になれる。日本館の評判は、館外に設けられたスシローの店舗とともに上々。
「食」がテーマだった2015ミラノ万博に比して、今回は「心を繋いで、未来を創る」と漠然とし過ぎた。これを受けて日本側は「アイデアの出会い」とした。環境、飢餓、差別など世界の課題を共有し、解決のアイデアを出し合ってそれらを共有し、行動に繋げようという内容。一方で万博定番の「ハイテクもの」コーナーもあるが、ダジャレ含みのソフトな見せ方は好感が持てるし、没入型ARを体感させるのにも成功したようだ。ただしレポ記事から「身びいき」「日本スゴイ」の部分を少し割り引かねばならない。他国のものも観られるのだから、それも観た方が良いと思う（Haru dailyなどのサイト）。また全体の演出意図については、関係者の談話がある（電通Liveのサイト）。
次回の万博は、大阪だけでなく「関西」としているところがミソ。1970年の万博とは違う質の盛り上がりを見せて欲しいなぁ。個人的には、あの公式キャラは、あまり表面に出てきてほしくないけどね。
