h.Tsuchiya

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「11月」って「ヘビー」な月じゃない?

 個人的に、1年12ヵ月で一番影の薄い印象があったのが11月だった。朝夕は寒く、日はみぢかくなる一方で、印象的な祝日もない。それがこの数年で変化して一番「ヘビー(しんどい)」気分になる月になった。
 4年前の11月には初めて交通警備員という仕事に就いた。前後のいきさつは「就老」(就活老人日記)シリーズで書いたから省くけど、それまでとは懸け離れた仕事に飛び込むのはやはりヘビーだった(今は元気にやってるけどね)。
 2年前は頸部膿瘍で喉を切開し、スピーチカニューレを使ってやっと声が出たのが術後40日目の11月だった。でもまだ経管栄養で先が見えず気分は「ヘビー」だった(退院は12月)。
 そんな気分を映す「11月の音楽」はないかと考えたら『ノベンバー・ステップス』があった。作曲は武満徹で尺八と琵琶が主役でオーケストラが脇役といういかにもな「現代音楽」。嫌いな人には眠いだけのノイズだが、通によると「風」がテーマで、国際的な評価も高い名曲らしい。武満は映画好きで「切腹」や「乱」などの映画音楽も手がけているし、『死んだ男の残したものは』(詩は谷川俊太郎)も作っている。意外とイケるのだ。食わずギライにならず一聴してもいいかも。
 でも12月になれば『さらばシベリア鉄道』(大滝)や『クリスマス・イブ』(山下)、そして『悲しみは~』(浜省)など沢山の”雪歌”がある。やっぱ温まるのは、こういう昔好きだった歌だな。♪Yesterday Once More♪に共感する\(^o^)/