h.Tsuchiya

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人柄も含めて尊敬する「娘さん」

 唄って踊って演技してプロデュースも……とマルチなタレントを魅せてくれるビヨンセ(41歳)は、史上初とかNo.1などの称号がたくさんある。その彼女が今年のグラミー賞で88回目の史上最多受賞をした。25年も芸歴があるとはいえ、常にトップ中のトップでやってこれたというのは凄すぎる。
 ワシからみれば娘みたいな彼女を「すごいな」と尊敬したパフォーマンスがある(前にも書いたかな?)。ティナ・ターナーが2005年12月にケネディセンター名誉賞を受賞した際、たくさんの歌手たちが彼女の曲をトリビュートして祝福したのだが、圧巻だったのが『プラウド・メアリー』を唄ったビヨンセだった。原曲であるCCRのも淡々として良いが、ターナーは、自分の半生を重ね、R&Bに編曲し後半にはダンサー達と共に「Rollin'!  Rollin'!]とすさまじくダンスする。他人には絶対できない表現だと思っていたが、ビョンセは、そのド迫力に負けない力強さで演じた。観客は総立ち、観ていたターナーも両手でサムアップ。「最高だったわ!」と言っているのがわかる。未見の人はぜひ(https://www.youtube.com/watch?v=A-ioGgZhgNI
 ビョンセはステージに上がると別人格(Sashaと命名)に憑依すると自分で話しているが、このパフェ―マンスもSashaだったのかも。でも、もっと根本にあるのは幼いころから憧れ、影響されてきた先輩アーチストたちへの敬意だろう。マイケルジャクソンやプリンスが亡くなった際のトリビュートも話題だった。普段は優しい母親でもある彼女のこういうところも神ののギフトの一部なのかもしれない。