h.Tsuchiya

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せこいいさかいせせこましい

 米国のTVドキュメント「the nightmare neighbor next door(隣人の悪夢)」が人気でYouTubeにシリーズが載っている。近隣に悩まされる話がリアルだ。国家もそうだが隣同士というのは仲が悪いことが多い。
 写真左を説明しよう。左のブロック塀のマンションが外壁修繕のために足場を巡らしたのだが、隣の木造アパートとの境目がどうにもややこしい。双方の窓枠や階段、波板屋根、塀などが、せせこましく入り組んでいる。これはどうみても双方の家が我を張り合い「わが土地」の件で「せこい」諍いを続けた結果だろう。家主を見たので偏見入っている(笑)
 自分の佐渡の家も、かつて元の隣人(片側の)と境界でもめたらしい。自分は東京で暮らしていたし、隣人の当主は子供時代の遊び先輩だったので意外な感じがした。でも父とは性が合わなかったらしく、ひどくもめた結果、隣家との間に隙間を設け境界杭も打って治まったようだ。佐渡や京都に限らず、古い町の町屋はみんな「ウナギの寝床」。で、燐家に密接して家を建て、壊す際には壊す側が燐家の外壁を補修する慣習になっている(写真は上越市の例:市川工業)。公図の筆界と所有権界を確認しておかないともめる元になる。
 イヤぁこう書いてから思う。気楽なことを言ってるが、境界に限らず隣人との「せこせこバトル」を強いられている人って、ゼッタイ多いと思う。気の毒だなぁ、怖いなぁ……