「オヤツ」の「ヤツ」は「八つ時」。昔の午後2時から4時の間のことで、この時間は多くの国でスナックタイムだ。英国には有名な「アフターヌーン・ティ」があり、スウェーデンには「フィカ」、フランスのは「カトゥルール」。スペイン・南米には「メリエンダ」がある。でも中国には「点心」はあるが、相当する習慣はないようだ。
で日本の、とくに農村では「コビリ」がある。「小昼」から出た言葉で、「間食(カンジキ)」ともいう。家族近所総出でやってた田植えや稲刈りには畔に集まってタバコやお茶とともに楽しんだ(写真は三条・内山農園さん)。昔は学校も休みにしたが、農家でない自分の場合、「コビリ」だけうらやましくて畔の近辺をウロウロし、”お呼ばれ”を狙った。イヤシイネェ(笑)
警備の仕事に出ても時々「オヤツ」を愉しんでいる。原則的に休憩は昼の1時間だけだが(労基法34条)、職人たちは長い習慣で10時と3時に30分ほど休むことが多い。こちらもそれに便乗してプチ休憩することがあり、スーパーのイートインなんかで「オヤツ」するのである。
最近のもの(下段写真)。「ジャガベエ」の太目バージョン→ミニクロワッサンを100円コーヒーに浸して→ふかした小さなサツマイモを持参→セブンの「シュガーバターケーキ」(小さなフレンチトーストみたい)→昔ながらの「東鳩オールレーズン」。「3時のオヤツは文明堂♪」のCMは今もやってるのかな?(ワシにはちょっとお高いざますけど~)