h.Tsuchiya

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ほぼリアル「就老(就活老人)日記」(その38)

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勤老者たち

(「勤老者」たちの健康志向ぶり)
 今日9月15日は敬老の日総務省統計では日本の高齢者(65歳以上)人口は3588万人、高齢化比率は世界最高の28.4%。NHKはこれに追加して「働く高齢者の数は862万人、全体の12.9%」「高齢者の就業率は24.3%」と報じた……つまり高齢者の4人に1人が今も働いていることになる。当然だが、この比率は今後さらに高まるはず……「人生100歳時代」に入っているから、あと30年は「稼いで喰わねばならない」現実があるからだ。だが、仕事探しが大変だ……建設現場で見るとゼネコンは「65歳以上の高所作業、70歳以上の入場禁止」だという。わが警備業界でも大手は「65歳定年」という……しかし時代遅れな話だ。労働力不足が起きているのだから、企業は年齢バリアーを緩和するしかないし、一方高齢者もバリアーを克服する知恵とノウハウを持つしかないだろう……海外のマクドナルドでは88歳、92歳で働いているスタッフがいるという。化粧品のポーラにも90歳前後のセールレディたちがおり、丹波の和装小物縫製工場を支えているのは80代の女性4人だという……ワシは、こういう事例がニュースになること自体がおかしいと思うのだが、彼や彼女たちのように働くには一つだけ、「健康である」という条件がつく。建設現場で見ていても、爺さんたちはビタミン入りのドリンクやフルーツジュースを好むし、かつてのように「大盛・肉系・揚げ物中心」の弁当は好まれない。若手が多いトビ職たちですらそうだ(仕出し弁当屋の意識がおいついていない)。明らかに健康志向なのである。「元気に働き続ける自衛策」でもある……来週23日は「勤労感謝の日」だが、「勤老者」たちが自分の健康に感謝する日となるのかもしれない。