h.Tsuchiya

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ワシはナニを作りたかったの? 

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 ぼんやり気分のままメシを作ることがよくあるんだけど、今夜もそんな感じ。ハトリさんが送ってくれた越後の山菜「コゴミ」(コゴメ)がある+白菜を使い切りたい+昨日の野菜炒めの残りもある+粉モンしばらく作ってないなぁ……でも、キャベツもニラもキムチも肉もない。思いも準備も見通しも全部中途半端のまま手が動き出す。
 とりあえず手近な具材を並べて粉を用意。全部をぐちゃぐちゃにまぜてフライパンに投入。この時点で「お好み焼き」になるかな?と思っていたが、ひっくり返して焼き具合をみると「チヂミ」に近いと思った。「なんだか、まずそう……」
 フライパン2枚分を焼いて、定石どおりソースとマヨネーズとマスタードをかける。ここまできたら「始末するしかない」と思ってちょっとやけくそ気分で食べてみる。すると「う、うまいかも……」とパクパク。……でもね、これは錯覚よ。ソースとマヨでマゼマゼしたら、ほぼ何だって食べられるんだから。ただしどれも同じ味。わかっていたが結局2枚分を平らげてしまった。エライもんだ(何が?)……これを「コゴチヂミ」と命名する。たぶんもう作らないけど。
 コゴミは、いただいたその日にシャキッ程度に塩ゆでして冷凍。おひたしやパスタでその触感を愉しんでいる。春らしい緑色もうれしい。佐渡時代、「佐渡ごはんの会」をやっていた時、同志のパーマ屋のお姉さまがこれで「ゼリー」を作ってくれた。味や香りにクセはなかったけどパステルグリーンがきれいだった(写真右上)。……皆さんは、春の山野草たのしんでますかね?