h.Tsuchiya

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頑固ジジイのホンネ愚痴

 団塊世代は草創期から見て育ったのだからマンガ、アニメは好き。でも、自分は「カワイイ系アニメ」の、あのデカ目玉で発育不全のアンバランスな体と嬌声がつくキャラが大嫌いだ。
 それが今週、地下鉄の車内広告で四方八方から”攻めて”来るのだからゾッとする。マンガや雑誌の広告だけでなく口腔ケアやAC(公共広告機構)のもある。
 今やKAWAIIは世界語だ。韓国娘のジニーちゃんもYouTubeで「カワイイは日本人のDNAだ」と言っていたことは紹介した。また、「かわいい」という言葉の流行は大正3年に呉服橋で画家の竹久夢二が出したグッズの店からだとの説もあるが、それはどうでもいい。ジジイとしてはひと言言っておきたい。
 「あの手のキャラ」は、世界中の人から等しく好まれているわけではない。Childishであり、Lolitaであり、それを好むのは「GEEK=オタク」と見なす人の方がはるかに多いのだ。そこには恥じらいや慎みがあるものだ(昔はNerdsが一般的だった。映画『ナーズの復讐』1984のヒットでこういう種族Tribeがいることが世間に認知された……両者がどう違うかの説は無視)。
 ともかく、日本人でも「おらぁ嫌いだ」という人間がいることははっきりさせよう……あーあ、言わなきゃいいことを口にするから嫌われる。分かっていても言いたくなるのがジジイなんだろうね(笑)。
 もう一言。後輩であるチンドン(広告)屋たちに言いたい!アニメ得意の広告代理店だかプロダクションだか知らないが、「この手の絵柄を出しときゃOKでしょ!」という考え方を改めなさい!すごく頭の悪さを感じる。中刷りという”舞台”を無駄使いしている。もっと突き抜けた創造性というものを追う気概がないなら仕事を辞めたら?……なんて書いたが、実は「あの手のキャラ」が主役でも、アニメ『SHIROBAKO』は大好きだなぁ。これってダブスタですか?