h.Tsuchiya

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さらに拡散!「ウマレル」現象

 昨日の現場に夫婦見物人が登場。工事概要を読んですぐ引き揚げた。日本人は理解が速いし概して大人しい。これが欧米だと「ウマレル」さんになる。これを「度を越した野次馬」と訳して記事にしたのは3年前。再掲しておこう……
「イタリア・ボロ―ニャの方言でこれを「Umarells」(ウマレルス)という。このウマさん連は、「手を後ろに組みながら建設現場を観察して、求められてもいない助言をする年配男性」である。3年前くらいから「うちの国にもいる」と話題になり、Wikiに載り、フィギュアまで通販されるほど……建設現場だけではない、「空調の業者の人がやって来た時、父親はその人に子犬のようについてまわって暖房や冷房について知っていることを片っ端から喋る」というのも同類らしい。フランス語では「badauds」と呼ばれ、スペインじゃ「miraobras」とか「歩道の親方」と呼ぶ。USAでも「建設現場主任」と呼ぶそうだ。英国に多い運河を行き交う船の操縦を見物して余計な助言をするのは「gongoozler」と呼ぶのだそうだ……でも日本にはこのウマさん連中を表する概念・言葉がない」……引用は以上。
 それから3年の間に「ウマレル」はさらに拡散・普及していた。(写真中中央から右へ)例えば、セリエAのチーム・ボローニャの応援旗に。プレゼンショー『TED』のテーマに。ウクライナでは兵士にアドバイスする輩も。(写真下段)後ろ手に両手を組む「ウマレル」ポーズをタトゥーに。同じく子供服のマネキンに。なお、この姿勢は警備員の「休憩」ポーズ(笑)。そして来月3日にデビュー曲がリリースされるオルタナ系バンドの名前に……等々。
 今やボローニャは美食と歴史の街から世界中の「