h.Tsuchiya

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夢話のBGMは誰の曲がいいかな?

 夢を記憶しているとしたらそれは明け方のrem睡眠下での夢だろう。夢の8割は現実体験の記憶らしいが、自分は現実離れした不思議な夢(『奇夢』と命名)が結構多い。それも「もっとディープに、もっと不思議に」と意図的に誘導し、何とか起きてからも記憶に残るようにと操作している自分に気づいているのだ。これは入院中に何の刺激もないICUのベッドで体得?した「夢の見方」だ。茫漠とした空間に瞬間フワッと何かのイメージが浮かぶ。ちょうど『ディケンズの夢』(by Robert W.Buss)の絵画みたいで、自分ではそのコラージュ間の繋がりがわかっているらしい。「死ぬ時に見るのはこんな光景かも……」と思った。
 昨夜(今朝?)のは、映像もBGMもなしで誰かがしきりと話しかける。「小さなトウキを続けなさい。ただし分を守って」と……?意味不明。トウキは「投機」のことかと思ったが、資金力ゼロの自分には無縁すぎる。どうも実存主義でいう「投企」(Projection)らしいと気づいた。ワォ~めっちゃ死語じゃん。「苦境にめげるな」の鼓舞かなぁ……。
 仕事が休みなので「実存主義」から調べ直そうとしたらマルクス・ガルブレイズという1980年生まれのドイツ人哲学者がやたら出てきてこの2年くらい出版社やNHKがもてはやしていた。直感的に「バチモンくさい」と思ったが、そこから哲学や思想を語る色んな人や著作のサイトをめぐってみた。だが、昼にサンドイッチ食ったらきれいに忘れた。夢の「お告げ」?もどうでもよくなった。ガラじゃないのだ。
 でも入院中に見た『奇夢』はほんとに面白かった。それを小説にしようと企んでいるのだが、まだ先が見えない。時期がきたらプロットくらいは明かすからね(笑)