h.Tsuchiya

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どこかに「公平の神様」はいないか?

 今年3月に東京都から低所得者向け「おこめクーポン」の案内が来たので、自分は米5kg×3+煮野菜パックを申し込んだと書いた。先に米が来て、先日煮野菜が来た。刻み野菜パック10個あって「肉じゃが/カレー用」(8個)とより細かく刻んだ「ドライカレー/ミネストローネ用」(2個)の2種。
 正直、ちょっと引いている。「こんなに食べきれるのか、ジュース/緑茶」コースの方が良かったかなぁ」と……半年前に買ってあった2kgの米さえまだ残っているのだ。米袋には「転売禁止」と印刷されているが、無料で本当に困窮している人に回したらまずいのかな……。需給のミスマッチになってる気がする。ま、ありがいんだけど……
 自分のところに、この種の「施し」が回ってきたのは、2度の入院と療養で無収入になり住民税が払えなかったからだ。だが今は、仕事に復帰し申告したので無税ではなく「施し」も期待しない。本当に生活再建で駆けずり回っていた時は、何も成果がなくて徒労だったことを思い出すと、皮肉でもある、
 今、コロナ期間を借金・補助金などでしのいできた人の中にはその返済地獄に直面している人も多いだろう。経験的にいうと、そのあがきには成果はない。あらゆる手段でしのぎに徹するしかない。その段階を超えると、少しづつ息をつげるようになると思う。申し訳ないが、まだ自分には、この米以外には余力はないから手助けはできない。
 どこかに「公平の神様」はいないかな? そんで、余力のあるところから足りないところへ迅速に配分してくれたらいいのに、と思う。でも、その機能を政治にだけ求めるのも何だかノータリンだな、とも思う。