h.Tsuchiya

My NEWS

「雨」が題にない雨の名曲

まだ夏至期間で今日などは一番日の入りが遅い(19時1分)日なのにうっとおしい雨雲のために入陽が見えない。でも降り続ける雨の中で立哨しても、手に当たる水滴がやさしかった。で、いい気になって「雨」にちなむ懐メロや童謡を次々とハミング。20曲を超えた。イヤぁ、名曲が多いなぁと感心。
 その中には、歌の題に「雨」が出てないけど「雨の歌」というのがいくつもあった。個人的に4曲を選んでみた。
<窓ガラス:研ナオコ>ご存知みゆき嬢の作詞作曲だが、研ナオコの唄に味がある「♪それよりも雨雲が気にかかるふりで 私は窓のガラスで涙とめる♪」の詩がささる。バックがアルフィってのもイイ!
<駅:竹内まりあ>これも明るいまりあ嬢より中森明菜のカバーの方がいい。「♪それぞれに待つ人のもとへ 戻ってゆくのね気づきもせずに♪」。あ、これも刺さるなぁ。
<黄昏のビギン:水原弘>第1回レコ大受賞曲『黒い花びら』のB面でリリースされたのはなんと1959年!永六輔・中村八大コンビの洒落た歌だが、世間が注目したのは1991年にちあきなおみがカバーしてからだ。これを「奇跡のジャパニーズ・スタンダード」と評したのは佐藤剛(『黄昏のビギン』の物語)。以来、たくさんの歌手がカバーし続けている。
<変調田原坂かぐや姫西南戦争の激戦地「田原坂」をうたった民謡のコミカル・パロディ版。かぐや姫の第2弾(1971)。「♪雨はフルフル蒲団は濡れる 越すに越されぬ安下宿♪」。自分がこの歌から連想するのは松本零士男おいどん』(マガジン連載)。それも例の「サルマタケ」の場面だ。上の3曲とはまるで違うものを紹介してしまった(笑)