h.Tsuchiya

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2020-01-01から1年間の記事一覧

「巣ごもりオヤツ」、まず2品

都知事の自粛要請で仕事が臨時休み。友人と日曜に予定していた新宿御苑の花見も中止。デパ地下で弁当買って、園内にできたというスタバ見物なんて考えていたのに、残念!……英語好きオバサンは「世界のキーワードはStay at Homeです」と言う。内心反発する気…

調べたら愉し05 「いろはかるた」の噺

赤烏帽子 花吹雪の下で立哨してたら〒さんが「桜の番人みたい.絵になるよ」と言った。「桜守りか」とニヤけた。正しい「桜守」の話は水上勉の小説や庭師・佐野藤右衛門の口伝が面白いけど、ワシは「花より団子」派だなとも思った……ン、このことわざの”出元”…

調べても分からん「あくせく」の噺

あくせく いつもせわしくしている様子を否定的に「あくせくする」という。変な日本語だと思って語源を調べたら「齷齪(あくそく)」と書くそうだ(歯ヘンの2文字連続が怖ろしい)。「歯と歯の間が狭く詰まっていること」で、転じて「小さい事、細かいこと」…

メシの噺 つまようじ1本で食べた「雪隠弁当」

今日の弁当は”目玉”が2品もあったので楽しみだった。一つは画面右上。油揚げと細切り筍を薄味出汁醤油で炊き、例のフキ味噌をたっぷり混ぜ込んだもの。もう一つは左下、使い忘れていたチクワを炒め、袋焼きそばで使わなかった粉末ソースで味付け、マヨネーズ…

『春の嵐』に降りこめられて

ヘッセの小説じゃないが『春の嵐』のみぞれと強風で、終日「雪隠小屋」(守衛詰め所)に降りこめられた。気象学的には「猛烈低気圧」、スプリング・ストームは例年のこと、「花に嵐のたとえもあるぞ~」と漢詩(「勧酒」井伏鱒二訳)にあるくらい、昔から花…

メシの噺 「フキ味噌」を作った

フキ味噌 新潟県で有数の山菜のメッカは魚沼。その住人で友だちのハトリさんから「フキノトウ」をいただいた。採れたての器量よしが約20個。土を落として水洗い、片っ端からみじん切りに。アクが強いから端から茶色く変色するので手早くやらねばならない。フ…

調べたら愉し04 「夜桜お七」の「七」噺

夜桜お七 役人「時節柄、花見は自粛を」←江戸っ子「べらぼうめ!そんなら隠れて『夜桜』でぇ」。で強引に『夜桜お七』の噺。坂本冬美の「♪赤い鼻緒が~♪」(1994)だね……江戸情緒たっぷり、女(八百屋お七)の情念を感じるなぁ、とお思いきや2番で「ティッシ…

ほぼリアル「就老(就活老人)日記」(最終40話)

(これが人生最後の「試験」かも……) 交通警備の仕事にも公的資格制度があり、2級に合格すると国道など配置基準道路沿いの仕事などを任される。時給や手当も増額になるので会社からは「早めに取得せよ」と言われていた。が、諸般の都合でこの2月に初受験……試…

メシの噺 買いだめより「使い切り」

半世紀前のような「買いだめ」騒動が続いているようだが、食品をまとめ買いする気にはなれない。冷蔵庫を前にして「なんとかが足りない」と買うことを考えるよりも「ここにあるモノをどうするか」と使うことを考える方が愉しい。そんな日々の、どうってこと…

寒空の下、そそっかしいヤツが……

桜のつぼみ 今日、7日の都心は朝は雨まじりだったし、終日風が冷たかった。でも工事現場前の桜の枝を観たら、ひとつだけつぼみがほころんでいた。古木に数百のつぼみがあるが、たった一つ……そそっかしそうな奴だ(風で揺れて、スマホじゃピントが合わなかっ…

調べたら愉し04 「♪梅は咲いたか~♪」の噺

梅は咲いたか お座敷あたりで唄われた「梅は~」の続きは、そう「桜はまだかいな♪」。でも自分も含め、ここまでしか知らない人が多いのじゃなかろうか。で漫然と、ちょうど今日この頃の季節をタネにした風流な歌だなぁ~くらいに思っているのでは?……仕事現…

おすすめ『宇宙船とカヌー』映像版

ダイソン親子 2月28日、米国の理論物理学者フリーマン・ダイソンが死んだ(96歳)。世間がどれくらい死亡記事を報じたかは分からんが、知らない人が多いから彼の息子(ジョージ・B・ダイソン)にまで触れた記事は、日本では恐らくゼロだろう……自分は彼と息子…

ついに100%!(マスク装着率)

マスク国民 毎朝、丸の内線、東西線、都営バスと乗り継いで現場に行く。向かいの席や周囲にマスクをしている人が増えたなと思ったのは2週間前だった。そして先週明け、目の子算で50%になり、今週水曜日くらいには70%になった……「レレレ、こりゃどういうこ…

調べたら愉し03 「桃太郎」の噺

桃太郎 コロナ騒ぎで「テレワーク」も流行してるが、日本人はこれが苦手という偏見がある。たぶん「キントーン」みたいな優れものGW(グループウェア)を知らないのだろう。これを活用している平均70歳の高齢者企業(温度センサーの開発・販売)を取材したか…

調べたら愉し02 「おてもやん」の噺

大昔はTVやラジオで盛んに民謡や俗曲を流していたが、最近は盆踊りと「なんちゃらよさこい」で聴くぐらい。子供のくせに唄っていたのが、熊本のお座敷歌『おてもやん』……方言や俗語や地元ネタだらけで、意味がわからなかったが、とにかくその浮かれ調子が大…

調べたら愉し!01 アブラだらけの噺

あぶらの噺 トンカツを食べに行くと「ロースかヒレか」と聞かれることがある。自分は断然「ロース派」。でも差しの多い牛肉や鮨のトロやサーモン、エンガワは邪道だと避ける。矛盾しているが豚肉だけは絶対あの脂身が旨いんじゃん!……豚の脂身はラード、牛脂…

爺歌79 4代目が唄う『タイムマシンにおねがい』

この曲は、加藤和彦率いるサディスティック・ミカ・バンドが唄った1974年が最初。ボーカルはもちろんミカ。色々あって1989年には桐島かれんが唄い、再々結成して木村カエラで復活させたのが2006年……ま、全部へたくそボーカルで中身も他愛ないチャラ歌のよう…

爺飯93 「雪隠小屋」で食べる弁当

1月下旬から入った新しい現場には警備員用の小屋がゲート脇に作ってあった。広さは少し広めのトイレ。ふと「せっちん(雪隠)詰め」という言葉が浮かんだ……ま、守衛の詰め所なんて昔からこの程度のものなんだけどね。それでも小さなヒーターを入れてくれたし…

爺歌78 そのクセでばれる『うそ』

うそ 誰にもクセはある。長年の習慣?当人なりの合理性や価値観?身体性? ともかく「なくて七癖、あって四十八癖」となって固着する。悪くするとスマホ依存や生活習慣病等々につながる。また、動揺すると挙動に妙な「クセ」が出ることもある……「♪折れたタバ…

爺本34 「月見草」野村の死と『富岳百景』

建国記念の日の今日、野村克也(84)の訃報が届いた。昨秋亡くなった金田正一は子供時代のヒーローだったが、野村は捕手というポジションで「考える野球」の面白さを教えてくれた。それにブツクサとぼやく人間味があった……セリーグで華やかな脚光を浴びる長…

爺歌78 凍えて判った70歳の『青春時代』

昨日、朝の気温5度が正午には2度に急降下、霙(みぞれ)に強風の悪天候。混雑する車両をさばくのに凍えながら走り回っていた。若い職人が「手袋もせんとようやるね~」(濡れた手袋は体温を下げる)。ふだんは「返し」がトロくて下手くそなんだが、この時は…

仕事前、空には「有明の月」

(半月ぶりの投稿)……今の現場はたまたま江東区有明に近い。日の出が早くなって6時半過ぎには空が明るむ。今日は西の空にまさに「有明の月」。満月より数日経てるから少し欠けているが、なかなか良い姿。大きなクレーンに朝日が射すと対照的でさらに風情があ…

元旦早々、無知をさらけ出してしまった

茅の輪くぐり 世間並みに年末年始連休を満喫しているが、寝るのにも飽きて近所にある四谷の氏神さん「須賀神社」に初詣。ここは、季節外れの「茅(ち)の輪」が設けられている……そこから拝殿に行こうとして、キャップを脱いでお辞儀だけして跨いだのだが、後…