h.Tsuchiya

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イヌとネコの話

●「犬を連れた奥さん」 現場近くの公園で昼休みしてたら、トイプーを連れた奥さんが来た。トイプーが馴れ馴れしくじゃれてくるので「可愛いですね~」とか言って少し相手をした。奥さん「この仔はヒトが好きなもんでホホ」なんて言う。それが3日も続いたので…

「石敢當」と「いけず石」

練馬の現場の近くで「石敢當(いしがんとう。奄美ではせきかんとう)」を見つけた。小さな印刷工場の玄関付近に貼ってあった。どうやら出入りする車両に「ぶつけないでね」の注意喚起らしい。 「石敢當」は中国・道教起源。中華文化圏、台湾にもたくさんある…

人柄も含めて尊敬する「娘さん」

唄って踊って演技してプロデュースも……とマルチなタレントを魅せてくれるビヨンセ(41歳)は、史上初とかNo.1などの称号がたくさんある。その彼女が今年のグラミー賞で88回目の史上最多受賞をした。25年も芸歴があるとはいえ、常にトップ中のトップでやってこ…

雨の夜は味噌煮込みうどん

しばらく暖かい日が続いていたがどうやら下り坂。午後にパラついていた雨が夜になってしっかり降った。風呂上がりの温もりがあるうちに夕飯を作る。 うどんに白菜、人参、糸コン、割った車麩、冷凍舞茸の残骸を入れて、ボトル入り赤だし味噌で濃いめに煮た。…

今日は「立春」なんだね~

暦では「立春」。風がなくて体感的には暖かな一日だった。でも恵方巻は食べなかったし、心の中は少し寒々しかった(写真はウェザーニュース)。 理由は仕事上の色んな、実に色~んなイライラが溜まっていたからだ。イライラ高じて、この数日、気分が攻撃的に…

「ルフィ」を名乗るのがむかつく!

時節便乗ネタで恐縮だが、一連の強盗事件の首謀者としてマニラの入管に収容?されている男の写真が出まくり、所業だけでなくその悪相にも吐気が増す。数十人の闇バイトを使い全国各地で強盗をやらせる。それもリモートで、というのに世間が驚いているが、あ…

「ナンプレ等号遊び」と命名

気象庁が「10年に1度の大寒波」と騒ぐから、コロコロ着膨れ&カイロペタペタで立哨警備の仕事に出ている。おかげで顔上半分以外はさほど寒くない。だが現場は超ヒマなのに2人配置だから気が緩む。すると脳が遊びたがる。そこで始めたのが「ナンプレ等号遊び…

ベトナム正月「テト」雑感

調べていないが旧中国文化圏のアジアでは旧暦で正月を祝う人口の方が多いだろう。今年は今日22日が元旦に当たり中国の「春節」がよく報道される。でも今の自分はベトナムのTet(節の意味、読みは「テッ」が近く「テト」は間違い)に興味が湧く。今の現場の足…

「仲良き事は美しき哉」(実篤)

今週は同じ現場だったので、毎朝同じ電車同じ車両で通った。数日して気づいたのだが、いつも同じ席に小柄な女の子(女子高生?)が座っている。自分が乗って2駅ほど進むと、もう一人の少し大柄な女の子が乗って来てその横に座る。と、すっかり笑顔になったち…

ワシも「ずくなし」になった!

佐渡は新潟県にしては豪雪でも厳寒でもないが、朝など氷点下になって雪も水道も凍ることが年に数回はあった。凍った道をガシガシ踏んで、歯をくいしばって通学し、学校では乾布摩擦(上半身裸になって手拭いでこする体操)が年中行事だった。今思えば元気な…

本物の「大根餅」って……?

例年、正月は「餅」をノドに詰まらせる事故が起きる。不謹慎だが死に方としてマンガ的で日本独特だ。中華圏には「餅」料理は多いが事故の話は聞かない。どうやら「餅」が違うらしい。 どんな種類があるか? 韓国にはトッ(ク)があり、中国にはネギ入りのお…

箱根駅伝応援しつつ悠々正月

リアルタイムで箱根駅伝を往復両路とも観たのは何年ぶりだろう? TVは無いがTVerアプリのお陰でタブレットでもPCでも繋ぎっぱなしで観られた。ついでに高校サッカーも(履正社負けたけど……)。 1日の東日本駅伝も観たが15日の京都女子駅伝も観ようと思う。こ…

イヴの夜と夏の砂漠と

カナダ人ホリー・コールの唄う「I'm calling you~♪」のカン高くももの哀し気な聲が終日頭から離れなかった。現場で低い陽射しをまともに受けて皮膚感覚が半年逆ネジを喰らったからかもしれない。そう、これはドイツ映画「バクダット・カフェ」(1989)の主題…

冬至の透視図2022

今日は冬至。日の出は6時47分、日の入りは16時32分だったから昼間は9時間45分、1年で一番昼が短い日だった。古人は沈んだ太陽は仮死状態になるが翌朝には蘇ると考えた(一陽来復)、明日から日を追うごとに昼が長くなる。大好きな節季の一つ。 写真は今日の1…

一年の「回顧」もほどほどに

あと2週間で今年も終わるので人並みに1年を振り返ってみようかな……3ヵ月の入院を「卒業」したのは去年の12月21日。そのまま3月まで療養兼ねながら生活再建のバタバタ(主に役所巡り)が続き、迷いながらも仕事についたのが4月下旬。実際には5月の連休明けか…

「語り部」責任?両国橋2題

今日14日は赤穂浪士討ち入りの日。「忠臣蔵」好きとしては日本人が忘却せぬよう「語り部」の責任感で何か話さねばと思う。現場が両国橋に近かったからその話を2つ。 一つは義士の一人で煤払いの竹売りに化けた大高源五が、俳句の師匠であった蕉門・宝井其角…

気分は「もっとフルーツを!」だが

旬の果物をたっぷり食べたいが、値段が高すぎたり多すぎたりして買いそびれる。そんなわが家に久々に複数種の果物が揃った。柿にバナナにみかんにリンゴ、ついでに?白桃のヨーグルトも足すと5種もある。ワーイ (絵はP.セザンヌ。ドクロと一緒の静物!スゴ…

「駅メロ」にも盛衰あり

鉄道開業して今年で150年、東京駅ギャラリーも素敵な展示があるようだ。それを意識していたわけではないが、今日、東海道線で川崎の現場に行く途中、品川駅ホームで聞いた発車チャイム(駅メロ)が「汽笛一声新橋を~♪}の鉄道唱歌だった。でも歌詞の出だし…

「人の行く裏に道あり」の紅葉散歩

NHKBSで「赤ひげ」シリーズが断続的に続いており、小説(山本周五郎)とも映画(黒澤)とも違うオリジナル脚本らしい。でもその舞台が小石川養成所であることは変わらない。時代は享保、実在の町医者がモデルで。その場所は「後楽園」にあった。今はドーム球…

「老害」と言われる側のヒヤヒヤ感

今週の地下鉄車内広告で目を引いたのは、内館牧子の本『老害の人』だ。それもシルバーシートの場所に掲示されていて笑ってしまった。100万部突破らしいが、内容は、引退して娘婿に会社経営をゆずったはずの会長が、どっこい出張ってきて「老害」を振りまく話…

人形町は「浮世の町」?

仕事は生産的ではないが色んな町に行けるのが愉しく思える時がある。先日の現場は日本橋人形町だった。 隣町・蛎殻町の水天宮で祈った「有喜」の子は、この世が「憂き世」でもあることをまだ知らない。長じて裏切りや悲しみや不条理をさんざん味合わされてそ…

「11月」って「ヘビー」な月じゃない?

個人的に、1年12ヵ月で一番影の薄い印象があったのが11月だった。朝夕は寒く、日はみぢかくなる一方で、印象的な祝日もない。それがこの数年で変化して一番「ヘビー(しんどい)」気分になる月になった。 4年前の11月には初めて交通警備員という仕事に就いた…

昔住んでいた場所

①大田区長原:「♪池上線の走る町に~♪」(西島三重子)住んでいたのは1968年3月からの1年。浪人を決め、就職で上京した姉と一緒にミニ台所つき6畳、共同便所、風呂なしの木造アパートだった。代ゼミに登録したものの小田実や鈴木武樹などの名物講師の授業だ…

品川v.s.大田の「大森」争い

今の現場は大田区。ここは大森と蒲田が合併して生まれたから「太田区」は間違い。それほど「大森」の存在感は大きいし、海苔養殖、馬込文士村、競艇場など多彩な歴史もある。その一つにエドワード・モース(モールスと呼ぶべき)が日本で最初に発見した「大…

ローズマリーからウクライナの話へ

先日まで通った現場は、マンションの狭い植え込みに多彩な植物が植えてあった。とくに目についたのは香草の「ローズマリー」。葉を摘まむと松の葉に似ているが、甘くもある爽やかな匂いがした。気に入って今日はドライの香料を買ってきた。 香りを楽しみなが…

「寒暖差疲労」ってヤツかも……

おとといまでは27度あって日向では暑かった。昨日は雨も降ったが22度だった。そして今日はいきなり13度。雨と時折の突風で、より寒く感じてブルブルだった。それだけでなく、何となくイラついて、攻撃的な気分だった。外での立ちッぱ仕事を「シンドイなぁ」…

『生きる』のリメイクと「公園」の今

来春、東宝が配給することになったのが、黒澤明『生きる』の英国リメイク版(英題「LIVING」)。脚本はカズオ・イシグロで舞台は第二次大戦後の英国。すでに各地の映画祭でも上映され、とくに志村喬の役を演じたビル・ナイの評判が良い……今のところ、予告編…

「モノ言えば唇寒し」は秋の心?

この句は「秋の風」と結ぶ(秋は穐の字)。秋もめっきり寒くなって、話そうと口を開けたら冷っとした……という繊細かつ新鮮な感覚。さすが芭蕉、と言いたいところだが、一般的な解釈は「人の欠点をあげつらったあとは、自分が不快な気分になり、対人関係も気…

還暦から絵師になったキーヤン(80歳)

その作品を知ったのは、京都旅のあるVlogで粟田口・青蓮院の襖絵が紹介されたのを見てからだ。強い輪郭線と陰影をつけた鮮やかな地色で描かれた蓮が強烈だった。伝統的な日本画とは違う……で、調べたら木村英樹という1942年生まれで京都市美の図案科を出た人…

昔取った”杵柄(きねづか)”ってヤツ

あるYouTuberが大宮の鉄道博物館で、元国鉄の機関士だった祖父を「D51シミュレーター」に載せた。すると、ふだんは「ちょっとボケ気味」という祖父が急にシャキッとし目つきまで変わった。インストラクターにまず尋ねたのは牽引車両数や燃料積量、乗客数など…